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オートモーティブワールド2020

オートモーティブワールド2020

東京ビッグサイトで開催されたオートモーティブワールド2020に行ってまいりました

東京ビッグサイトで開催されたオートモーティブワールドへ情報収集の為に行ってきました。

今回の目的は、トレンドの調査と部品メーカー試作メーカーの技術調査です。

民間開催のエキビジジョンとしては最大級の規模で、しかも東京という事もあり大変な人出でした。

会場は東京ビッグサイトと青海会場を使用しており、ほぼ東京モーターショウ並の規模です。ただし、ビッグサイトの会場の半分は電子材料や半導体に関する展示会場になっています。

今回の展示で特に目に入ったのは中国メーカーの展示が多くなっている事です。そして展示サンプルを見る限り、日本製に対しても特に引けを取らないレベルと思われました。

日本のサプライヤーでは塑性加工メーカーや樹脂ブロー成形品、表面処理の展示が多かったように思えますが、特に高度な加工を行っているもの以外では、中国製品に対するアドバンテージが感じられず、もし技術面その他でアピールできるところがあれば、単に製品を並べるのではなくその辺りがしっかり判る展示にしないとせっかく展示会でも成果が出ないのではと危惧します。

個人的にとても面白いと思ったのは、九州柳河精機株式会社の中空アルミ製品と、株式会社サイベックコーポレーションのCFP(冷間鍛造順送)工法の製品です。

九州柳河精機の中空アルミ製品は、アルミダイカスト製品にも関わらず中子を置いて中空化する事ができるうえ更に、溶接する事も可能な製品です肉厚もダイカストならではのt=2.5レベルで製造できるとのこと。現在、ホンダ製のバイクのフレームなどで量産されています。

サイベックコーポレーションのCFP工法の製品は、鍛造加工を順送プレス内で行う事で複雑な形状が高精度で製作できるもので、直角度で3/100レベルの精度が出せるそうです。小型のラチェットや複合ギアの様な部品で量産されています。

電動化では、Eアクスルや電動化に伴うデバイス類の展示が多くされていました。日本電産は昨年春から中国で広州汽車向けに月産20000台規模で量産しているEアクスルをはじめとしたラインナップを展示していました。この様なコンポーネントビジネスはその他目がサプライヤーも同じく力を入れて行く様子が伺われました。

自動車の今後のトレンドや、各要素技術についてのご質問がございましたら、是非お気軽にお問い合わせください。

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